アコレード・ワインズとペルノ・リカール・ワインメーカーズの統合で生まれたワイン会社Vinarchyが、英国市場向けのカテゴリー施策「Vintelligence」を開始しました。同社はハーディーズ、ジェイコブス・クリーク、カンポ・ヴィエホなどのブランドを持っています。
Vintelligenceは、売り場やメニューでワインを産地・品種・ヴィンテージから探してもらうのではなく、同社が消費者にとって分かりやすいとする「飲む場面」「味わい」「価格」を手がかりに並べる考え方です。「My Go-To Wine(いつもの一本)」「Good With Food(食事に合わせる)」「Marking The Occasion(お祝いの場)」「Fun Together(仲間と楽しむ)」の4つの場面を軸とし、最後の場面ではビールやカクテル、RTD(すぐに飲めるアルコール飲料)と競う社交の場を想定しています。
NielsenIQとCGAの市場データに基づく同社の分析では、この方法により英国のワイン市場は2029年までに11%、約14億ポンド成長しうるとしています。また同社の調査では、ワインの消費者の36%が、ワインを買うつもりなく店に入っていたといいます。英国の小売店や飲食店で9月から始まり、2027年1月からはコンビニエンスストアや卸売にも広げる予定です。
産地や品種でワインを選ぶ読者にとっては、英国の売り場やワインリストの並び方が今後どう変わりうるかを示す動きです。なお、成長の数字は同社自身の試算であり、第三者による予測ではありません。
